バルトレックスはジェネリック医薬品もある?

バルトレックスといえば、ヘルペスにかかりやすい方にとっては強い味方となる薬です。
有効成分のバラシクロビルは吸収効率が良く、一日に一、二回の服用で効果を持続させることができます。
非常に優秀な医薬品であるこのバルトレックスですが、欠点もあります。
それは何と言っても「高いこと」。
保険適用の薬ではありますが、それでも一錠550円ほどと非常に高い薬価の製品です。

ヘルペスは再発しやすい疾患であるため、何度も治療を受けたりする機会があるでしょう。
10日分のバルトレックスを処方されると5500円、これに診察代や通院の交通費など加えると保険がきいているとは言え、馬鹿にならない金額になってしまいます。
どうしても忙しくて病院に行けないときもあり、余分な治療薬を手元に置いておきたい気持ちもあるでしょう。
そこで、安価で自分で購入できるジェネリック医薬品をおすすめします。

ジェネリック医薬品とは、開発された新薬の特許が切れた後に同じ有効成分を含んで、同じような効果を発揮できる医薬品です。
後発であり、開発費をかけていないため非常に安価で、安全性も確保されているのが特徴です。
バルトレックスのジェネリック医薬品としては、バルシビルやセントレックスなどがあります。
一つずつ見ていきましょう。

バルシビルは、Cipla社から発売されているバルトレックスの後発薬で、製造国はインドとなっています。
有効成分はバラシクロビルで、バルトレックスと同じ500mg含まれています。
輸入業者やパッケージによって多少差はありますが、バルシビルの値段は一錠120円ほどと、バルトレックスの25%以下で買えてしまいます。
購入に際しては税関通過などに少し時間がかかるのと、製品の表記がすべて英語である点に注意しましょう。

セントレックスもバルトレックスのジェネリック医薬品の一つです。
センチュリオンラボラトリーから発売されており、製造はこれもインドとなっています。
まとめ買いなどを利用するとセントレックスも一錠当たり150円弱と、バルトレックスと比べ非常に手ごろな価格で入手できます。

ジェネリック医薬品を選ぶと国の医療費も抑えられる

自己負担だけを考えても、バルトレックスだと10日分=5500円+診察費・通院費であるのに対し、同じ成分を含むバルシビルやセントレックスを個人で購入してしまえば10日分=1200円から1500円弱で済んでしまいます。
これだけでもジェネリック医薬品に切り替える理由としては十分ですが、実はもう一つこれには大きな効果があります。
それは、国全体の医療費の抑制につながることです。

バルトレックスの10日分5500円はあくまで自己負担分であり、実際には一錠1800円、18000円が製薬会社には支払われています。
健康保険がこのうち12500円を負担しており、年に数回この薬を買うだけで、支払う健康保険料を大きくオーバーして負担してもらうことになります。
皆がこのような高額な負担をかけ続ければ、健康保険とそれを支える国の財政が確実に破綻へ向かってしまいます。
その結果、国民皆保険制度が崩れる事態を引き起こし、最悪の場合は米国のように、保険は自己責任となってしまうかもしれません。
裕福な人しか十分な医療を受けられなくなるというのは非常に厳しい話です。

日本では少子高齢化が進み、寿命は延びているのに健康寿命は横ばいで、医療費は増大する一方です。
政府もこれを重く見てジェネリックの普及や予防医学の推進などに努力していますが、すぐに効果が出るものではありません。
この流れの中、透析など高額の医療費がかかる患者や、医療費が無料となる生活保護の受給者には厳しい目が向けられるようになってきています。
「自分には関係ないこと」と思わず、自分の子供や孫の世代のためにも医療費を抑制しておく必要があります。
成分は同じであるバルシビルやセントレックスを進んで選択することで医療費の自己負担も国負担も減るため、ぜひこれらのジェネリックを活用しましょう。